毎週日曜日の20時〜22時に行われるギルド対ギルドの攻城戦。通称GvG。
第5回は、このGvGに参加していない人や、知らない人に向けてお送りします。
GvG常連の人は温かい目で見てあげてください(笑)。
さて、ではその攻城戦。
何をしているのかを簡潔にまとめますと、
ギルド単位での砦所有権の取り合いです。
砦があるマップは4つ。
・ヴァルキリーレルム(プロンテラ城の上)
・チュンリム湖(フェイヨンの左)
・ブリトニア(ゲフェンの左下)
・衛星都市ルイーナ(アルデバランの左)
それぞれのマップに砦が各5個ずつあります。砦は1ワールドに合計20個。
これらの砦の一番奥の部屋に、日曜の20時〜22時の間、エンペリウムが出現します。
このエンペリウムを壊せば、その砦の所有権を奪えるのです。
でもそれで終わりじゃなく、攻城戦時間内ならすぐに再びエンペリウムが出現。
所有権を得たギルドのメンバー以外は、
エンペリウムが壊れた瞬間、一度強制的に外に出されますが、
ほかのギルドのメンバーは再びエンペリウムを壊しにやってきます。
わかりやすく言うと、これのくり返し。
エンペリウムは攻城戦が終了する22時の時点で消滅。
そのとき砦を所有していたギルドが、次の攻城戦までその砦の主となり、
さまざまな恩恵を受けられるのです。
砦というよりは、このさまざまな恩恵の争奪戦、と考えるといいでしょう。
ちなみに、攻城戦はシーズモードという特殊なルールで行われています。
テレポートなどの一部スキルやアイテムが使用不能、ダメージが表示されない、
HPが0になると強制的にセーブポイントに戻されるなど、
普段とは少し異なります。
これがエンペリウム。
ギルド作成用のアイテムとは違ってモンスター扱い。
エンペリウムを壊し、砦を所有するためには、ギルドスキルの正規ギルド承認が必要です。
また、エンペリウムには通常攻撃しか効きません。
さまざまな恩恵については最後に話しますが、これが本当に大きい。
だからこそ攻め手は、エンペリウムを壊し、所有権を得るために砦に侵入する。
一方、砦を所有するギルドの方は、エンペリウムを壊されないように守る。
ギルドの規模にもよりますが、どのワールドでもいわゆる大手と呼ばれる強豪ギルドなどは、
毎回ガッチリ防衛線を引いていたりするものです。
こちらはとある強豪ギルドさんの防衛中の図。
ギルドエンブレムを黒く染めたキャラクターは守り。赤く染めたキャラクターは敵側で、攻めています。
でも、圧倒的人数差と完璧なスキルの布陣で、部屋に入った瞬間フルボッコに!?
ちなみに、エンペリウムは見えませんが、黄色いアナウンスの上のほうにあります。
攻城戦には、攻めにも守りにもさまざまな戦術がありますが、
それについては触れだしたらキリがないから割愛します。
が、守りの戦術がバッチリ決まって砦をゲットしたときは、とてもスッキリします。
逆に攻め手では、戦術の要になる職業を倒したとき、してやったり、的な感じに。
相手もプレイヤーですから、同じ状況、組み合わせでも、
プレイヤーの操作スキルが勝敗を分けることもあって、対人戦としての楽しみの幅も広いです。
みんなでひとつの戦術を支え、フォローしあって勝ったときの感動もひとしおです。
でも、こうした戦いは確かにおもしろいですが、人数や職業の構成など前提がある。
そして、すべての攻城戦参加ギルドが、その前提を満たせるわけではない。
じゃあそんな人たちは、どうやって攻城戦を楽しんでいるか。
それは、攻城戦のもうひとつの顔、通称レースでしょう。
じつはいくつかの砦は、欠陥住宅と呼ばれたりすることもあります(笑)。
こうした砦は構造上どうにも守りづらく、時間いっぱい占領と陥落をくり返す。
もちろん、人が入り乱れすぎて、占領したギルドの布陣が完成する前に陥落、
などをくり返したりして、普通の砦がレース化することもあります。
なんでこれがレースと呼ばれるのかというと……
1.砦の入口で黄色いアナウンスを待つ
2.アナウンスが出たら一斉に砦に入り、エンペリウムまで走る
3.いろいろなギルドの人たちが大挙して押し寄せ、エンペリウムをタコ殴り
4.いずれかのギルドで黄色いアナウンスが出る→1に戻る
詰まるところ、"よーい、どん"だからです。
黄色いアナウンスと同時に、これほどの人数が一斉に砦に。
とても防衛できるような状況ではないうえ、この集団がエンペリウムにたどり着く頃には、入口に同じような集団が……。
エンペリウムをタコ殴り。エンペリウムにトドメをさしたギルドが砦の所有権を得る。こうなるともはや運頼み!?
もちろん、少数精鋭によるPvPと見紛うような展開をしたり、
黄色いアナウンスでギルド名が流れる回数の最多記録を狙ったり、
レース化しそうな砦を探したり、時には集団で砦をレース化させたり、
一概にレースといってもいろいろな楽しみ方があります。
でもこれ、極端な話ですが、最後の最後のレースに勝てば、
ソロギルドでも砦を取れちゃう可能性があるわけなんですよね。
夢物語とお思いかもしれないですが、これは本当に実例が多々あります。
やってみる価値は……ある!?
さて、この攻城戦。砦をゲットするとどんないいことがあるか。
まずは、各砦マップのアジトダンジョンに入れる。
今ではおいしい狩場が増えてそれほどでもないけど、昔は数少ない超効率狩場でした。
それでも、経験値は十分においしい部類だし、
これらのダンジョンでしか出ないモンスターやレアカードがあったりするので、
価値はまだまだあります。
そしてもうひとつ。毎日収入を得られる。
ギルドマスターしか入れない部屋には、毎日宝箱が出現します。
宝箱の数は砦が持つ商業値などで決まりますが、これもお金である程度上げられます。
こちらがギルドマスターしか入れない宝箱がある部屋。商業値が高い砦なら、1日に入手できるアイテムのゼニー換算額はものすごいことに。
神器の材料など、この砦の宝箱からしかでない高価なアイテムも存在します。
この利益はギルド資産として運用されることが多いですが、もしレースに勝ち、個人やごく少数で砦を所有できたら……?
ということで、攻城戦について簡単にお届けしました。
攻城戦に参加するギルドがメンバー募集しているのはよくあること。
この機に、そうしたギルドに所属したり、自分たちで新たに正規ギルド承認を得るなどして、
攻城戦に参加してみてはいかがでしょう?
レースでも、本格的な攻城戦でも、まずはやってみないと始まらない。
こと攻城戦に関しては、どのワールドにも詳しい方はたくさんいらっしゃいます。
わからないことがあれば、彼ら彼女らに聞いたり、
お試しで攻城戦に混ぜてもらってもいいかもしれません。
どのワールドでも、人材不足に悩むギルドはきっと多いはず……。
さて、次回のお題は、ちょっぴり変わった狩り。
主に商人系のキャラクター、そして製薬材料の収集に使われるやり方ですが、
意外と知らない人も多いところをピックアップしてお届けします。
卵とか、キノコとか、キノコとか……、キノコとか!
今回の余談コーナー。雇われGvポタ子。
攻城戦で名を馳せるギルドは、どこかにベースキャンプを持つことが多いです。
そのベースキャンプにいるのが、ワープポータル係のプリースト。通称ポタ子。
やることはヒール、サンクチュアリなどの回復、ブレッシングなどの支援。
そしてワープポータルのメモ取りとメンバー転送。
でも人が足りなかったりすると、よくアルバイトポタ子の募集が出てたりします。
報酬はワールドごとにまちまちですが、大体1日2〜4Mゼニーくらいみたい。
全体人数が少ないワールドほど高値みたいですが、実働は約2時間。
これ、実は相当割がいいです。安定した収入が見込めます。
対人戦に興味が無い人は、こちらを体験してみては?
コメントへの返信
対応や修正といった内容については、僕は社員さんではないので答えられません。
個人的には妨害など残念だと思う部分もありますが、
そうした内容は公式のサポートにお問い合わせください。
もっと初〜中級者向けの情報を、といった意見もあるようですので、
今後の話題選びで参考にさせていただきたいと思います。
おもしろいネタのご提供をぜひお待ちしています。
■ねぎのプロフィール
趣味はゲーム、得意なことはやり込み。あまりにゲームが好きすぎて、気がつけばライターに。
ゲーム雑誌では、週刊ファミ通、ファミ通PLAYSTATION+などで、ゲームの紹介や攻略記事を執筆。
オンラインゲームはこれまで雑多に遊んできたが、本拠地は「ラグナロクオンライン」。
公式ブログを書かせてもらっていますが、社員のRoccaさんとは違い、皆さんと同じ一般プレイヤーです。
また、スクリーンショットはブログ用のキャラを使用して撮影。
いろいろなワールドで撮影させてもらっています。
第5回は、このGvGに参加していない人や、知らない人に向けてお送りします。
GvG常連の人は温かい目で見てあげてください(笑)。
さて、ではその攻城戦。
何をしているのかを簡潔にまとめますと、
ギルド単位での砦所有権の取り合いです。
砦があるマップは4つ。
・ヴァルキリーレルム(プロンテラ城の上)
・チュンリム湖(フェイヨンの左)
・ブリトニア(ゲフェンの左下)
・衛星都市ルイーナ(アルデバランの左)
それぞれのマップに砦が各5個ずつあります。砦は1ワールドに合計20個。
これらの砦の一番奥の部屋に、日曜の20時〜22時の間、エンペリウムが出現します。
このエンペリウムを壊せば、その砦の所有権を奪えるのです。
でもそれで終わりじゃなく、攻城戦時間内ならすぐに再びエンペリウムが出現。
所有権を得たギルドのメンバー以外は、
エンペリウムが壊れた瞬間、一度強制的に外に出されますが、
ほかのギルドのメンバーは再びエンペリウムを壊しにやってきます。
わかりやすく言うと、これのくり返し。
エンペリウムは攻城戦が終了する22時の時点で消滅。
そのとき砦を所有していたギルドが、次の攻城戦までその砦の主となり、
さまざまな恩恵を受けられるのです。
砦というよりは、このさまざまな恩恵の争奪戦、と考えるといいでしょう。
ちなみに、攻城戦はシーズモードという特殊なルールで行われています。
テレポートなどの一部スキルやアイテムが使用不能、ダメージが表示されない、
HPが0になると強制的にセーブポイントに戻されるなど、
普段とは少し異なります。
これがエンペリウム。
ギルド作成用のアイテムとは違ってモンスター扱い。
エンペリウムを壊し、砦を所有するためには、ギルドスキルの正規ギルド承認が必要です。
また、エンペリウムには通常攻撃しか効きません。
さまざまな恩恵については最後に話しますが、これが本当に大きい。
だからこそ攻め手は、エンペリウムを壊し、所有権を得るために砦に侵入する。
一方、砦を所有するギルドの方は、エンペリウムを壊されないように守る。
ギルドの規模にもよりますが、どのワールドでもいわゆる大手と呼ばれる強豪ギルドなどは、
毎回ガッチリ防衛線を引いていたりするものです。
こちらはとある強豪ギルドさんの防衛中の図。
ギルドエンブレムを黒く染めたキャラクターは守り。赤く染めたキャラクターは敵側で、攻めています。
でも、圧倒的人数差と完璧なスキルの布陣で、部屋に入った瞬間フルボッコに!?
ちなみに、エンペリウムは見えませんが、黄色いアナウンスの上のほうにあります。
攻城戦には、攻めにも守りにもさまざまな戦術がありますが、
それについては触れだしたらキリがないから割愛します。
が、守りの戦術がバッチリ決まって砦をゲットしたときは、とてもスッキリします。
逆に攻め手では、戦術の要になる職業を倒したとき、してやったり、的な感じに。
相手もプレイヤーですから、同じ状況、組み合わせでも、
プレイヤーの操作スキルが勝敗を分けることもあって、対人戦としての楽しみの幅も広いです。
みんなでひとつの戦術を支え、フォローしあって勝ったときの感動もひとしおです。
でも、こうした戦いは確かにおもしろいですが、人数や職業の構成など前提がある。
そして、すべての攻城戦参加ギルドが、その前提を満たせるわけではない。
じゃあそんな人たちは、どうやって攻城戦を楽しんでいるか。
それは、攻城戦のもうひとつの顔、通称レースでしょう。
じつはいくつかの砦は、欠陥住宅と呼ばれたりすることもあります(笑)。
こうした砦は構造上どうにも守りづらく、時間いっぱい占領と陥落をくり返す。
もちろん、人が入り乱れすぎて、占領したギルドの布陣が完成する前に陥落、
などをくり返したりして、普通の砦がレース化することもあります。
なんでこれがレースと呼ばれるのかというと……
1.砦の入口で黄色いアナウンスを待つ
2.アナウンスが出たら一斉に砦に入り、エンペリウムまで走る
3.いろいろなギルドの人たちが大挙して押し寄せ、エンペリウムをタコ殴り
4.いずれかのギルドで黄色いアナウンスが出る→1に戻る
詰まるところ、"よーい、どん"だからです。
黄色いアナウンスと同時に、これほどの人数が一斉に砦に。
とても防衛できるような状況ではないうえ、この集団がエンペリウムにたどり着く頃には、入口に同じような集団が……。
エンペリウムをタコ殴り。エンペリウムにトドメをさしたギルドが砦の所有権を得る。こうなるともはや運頼み!?
もちろん、少数精鋭によるPvPと見紛うような展開をしたり、
黄色いアナウンスでギルド名が流れる回数の最多記録を狙ったり、
レース化しそうな砦を探したり、時には集団で砦をレース化させたり、
一概にレースといってもいろいろな楽しみ方があります。
でもこれ、極端な話ですが、最後の最後のレースに勝てば、
ソロギルドでも砦を取れちゃう可能性があるわけなんですよね。
夢物語とお思いかもしれないですが、これは本当に実例が多々あります。
やってみる価値は……ある!?
さて、この攻城戦。砦をゲットするとどんないいことがあるか。
まずは、各砦マップのアジトダンジョンに入れる。
今ではおいしい狩場が増えてそれほどでもないけど、昔は数少ない超効率狩場でした。
それでも、経験値は十分においしい部類だし、
これらのダンジョンでしか出ないモンスターやレアカードがあったりするので、
価値はまだまだあります。
そしてもうひとつ。毎日収入を得られる。
ギルドマスターしか入れない部屋には、毎日宝箱が出現します。
宝箱の数は砦が持つ商業値などで決まりますが、これもお金である程度上げられます。
こちらがギルドマスターしか入れない宝箱がある部屋。商業値が高い砦なら、1日に入手できるアイテムのゼニー換算額はものすごいことに。
神器の材料など、この砦の宝箱からしかでない高価なアイテムも存在します。
この利益はギルド資産として運用されることが多いですが、もしレースに勝ち、個人やごく少数で砦を所有できたら……?
ということで、攻城戦について簡単にお届けしました。
攻城戦に参加するギルドがメンバー募集しているのはよくあること。
この機に、そうしたギルドに所属したり、自分たちで新たに正規ギルド承認を得るなどして、
攻城戦に参加してみてはいかがでしょう?
レースでも、本格的な攻城戦でも、まずはやってみないと始まらない。
こと攻城戦に関しては、どのワールドにも詳しい方はたくさんいらっしゃいます。
わからないことがあれば、彼ら彼女らに聞いたり、
お試しで攻城戦に混ぜてもらってもいいかもしれません。
どのワールドでも、人材不足に悩むギルドはきっと多いはず……。
さて、次回のお題は、ちょっぴり変わった狩り。
主に商人系のキャラクター、そして製薬材料の収集に使われるやり方ですが、
意外と知らない人も多いところをピックアップしてお届けします。
卵とか、キノコとか、キノコとか……、キノコとか!
今回の余談コーナー。雇われGvポタ子。
攻城戦で名を馳せるギルドは、どこかにベースキャンプを持つことが多いです。
そのベースキャンプにいるのが、ワープポータル係のプリースト。通称ポタ子。
やることはヒール、サンクチュアリなどの回復、ブレッシングなどの支援。
そしてワープポータルのメモ取りとメンバー転送。
でも人が足りなかったりすると、よくアルバイトポタ子の募集が出てたりします。
報酬はワールドごとにまちまちですが、大体1日2〜4Mゼニーくらいみたい。
全体人数が少ないワールドほど高値みたいですが、実働は約2時間。
これ、実は相当割がいいです。安定した収入が見込めます。
対人戦に興味が無い人は、こちらを体験してみては?
コメントへの返信
対応や修正といった内容については、僕は社員さんではないので答えられません。
個人的には妨害など残念だと思う部分もありますが、
そうした内容は公式のサポートにお問い合わせください。
もっと初〜中級者向けの情報を、といった意見もあるようですので、
今後の話題選びで参考にさせていただきたいと思います。
おもしろいネタのご提供をぜひお待ちしています。
■ねぎのプロフィール
趣味はゲーム、得意なことはやり込み。あまりにゲームが好きすぎて、気がつけばライターに。
ゲーム雑誌では、週刊ファミ通、ファミ通PLAYSTATION+などで、ゲームの紹介や攻略記事を執筆。
オンラインゲームはこれまで雑多に遊んできたが、本拠地は「ラグナロクオンライン」。
公式ブログを書かせてもらっていますが、社員のRoccaさんとは違い、皆さんと同じ一般プレイヤーです。
また、スクリーンショットはブログ用のキャラを使用して撮影。
いろいろなワールドで撮影させてもらっています。